
内閣府が主催・主導する「第6回クールジャパン戦略会議」において、福岡県北九州市が「コンテンツ地方創生拠点」に選定された。
国は、漫画やアニメなどのクールジャパン関連産業を基幹産業として位置付けており、海外展開とこれらを活用した地方創生を推進している。こうしたクールジャパン戦略の一環として、地域経済に大きな波及効果が期待される地域独自の取り組みを「コンテンツ地方創生拠点」として選定し、地域経済の活性化を図っていくもの。今回、北九州市はその第一弾(全国23拠点)の拠点として選ばれた。
漫画、ポップカルチャー、映画を振興する北九州市

北九州市は、『多様なコンテンツの歴史と未来が交差する北九州市、「彩りあるまち」の実現への取り組み』という取組名で実施していく。取組イメージは図の通り。
北九州市が取り組んできたコンテンツのジャンルは「漫画」「ポップカルチャー(アニメ、声優、eスポーツ)」「映画」の3つに分かれている。
「漫画」ジャンルでは、松本零士さんやわたせせいぞうさんといった著名漫画家を多数輩出している点や、その業績を地域文化として保存・活用する「北九州市漫画ミュージアム」を核に、長年にわたり漫画文化の振興と地域活性化に努めてきた。
「漫画」や「ポップカルチャー」関連テナントを集積した「あるあるCity」の存在も地方創生拠点として評価されたという。2012年の開館以来、小倉駅新幹線口のにぎわい創出に貢献し、ポップカルチャーの街としての地位確立につながった。「北九州ポップカルチャーフェスティバル」は、昨年で開催10回目の節目を迎え、8万人以上が訪れるイベントとして広く認知され、国内外からファンを惹きつけている。
「映画」については、全国に先駆けて取り組んできたフィルム・コミッション事業を通じた「映画の街」としての都市ブランドの確立や、北九州国際映画祭の開催による映画を通じた街づくりなどが、多角的で魅力的なコンテンツ活用事例として評価された。
北九州市はコンテンツの歴史と未来が交差する都市

今回の選定を受けて、北九州市の武内和久市長は以下のようにコメントしている。
「北九州市の長年の取り組みが評価され、国のコンテンツ地方創生拠点に認定されたことを大変光栄に思います。
北九州市は、漫画、ポップカルチャー、映画といった多様なコンテンツの歴史と未来が交差する都市です。この選定を機に、国と連携し、北九州市ならではの魅力をもっともっと磨き上げ、全国、そして世界に発信してまいります。
コンテンツの力で、北九州市を“稼げるまち”、“彩りあるまち”へとさらに発展させてまいります。」
クールジャパン関連の多様なコンテンツを展開している北九州市を一度訪れてみては。
「コンテンツと地方創生の好循環プラン」内閣府HP:https://www.cao.go.jp/cool_japan/koujunkan.html
「クールジャパン戦略会議」内閣府HP:https://www.cao.go.jp/cool_japan/kaigi/cj_strategy/cj_strategy_kaigi.html
(山崎正和)